40年前に置いてきた犬が話したこと

とっても悲しいおはなしです・・・

4月22日にマリヤの風で「動物と話す アニマルコミュニケーション交流会」を開催しました。
そのなかで、参加者さんのご希望で、その方が連れてきてくれた子と話をさせていただきました。
彼が、40年前にわかれた4歳の犬のドン君でした。

その方は「自分がまだ子どもだった時、その子は家族の転勤で愛護センターに置いてきてしまった・・どうしているのか訊いてほしい・・・」といっていました。

始まった瞬間から涙と嗚咽が止まりませんでした・・・
始めに見えたものは、4年生くらいの少年が野球をしている姿でした。そしてその少年と一緒に草のたくさん生えた原っぱで元気にボール遊びをしているドン君の姿です。
それから、骨のようなおやつ(おもちゃ?)をかじって喜んでいる姿が見えました。

この時は、本当に幸せだった様子がわかりました。

「ある日ぼくはコンクリートの床の檻に入れられた。
 すごく怖かった・・・
 ずっとお迎えに来てくれるのを待っていた・・・」
そう言っていました。
次にきたのは、ガス室のイメージです・・・

それから、ドン君に飼い主さんに伝えたいことを訊きました。
ドン君からこんなメッセージが届きました。
「今日ここに連れてきてくれたありがとう。
長いあいだ、ぼくのことを忘れないでいてくれてうれしい・・・
ぼくは、天国でまっているよ。また会おうね・・・」

この話を飼い主さんお伝えところ、少年は当時野球をやっていて、よくドン君と遊んでいた・・・とのこと・・・
この交流会の直前になってドン君の写真が急にでてきたそうです・・・
それで急きょ参加した・・・とはなしておられました・・・

2回目のセッションでは、飼い主さんがご自身でドン君と話をしていました・・・
終わったあと彼は涙ぐんで内容を語ってくれました・・・

ドン君は40年間・・・このメッセージを伝えたかったのだと思います。
この日参加したのは偶然でも何でもない・・・
ドン君は40年前に亡くなったけど、終わっていなかったんです・・・
なんで、ぼくが・・・?
なんで、お迎えにきてくれなかったの?
あんなにあそんでくれたのに・・・
会いたいよ・・・

今、ドン君は当時の少年にメッセージを伝え、彼はドン君と約束をしました・・・

本当に悲しくて辛くって涙が止まらないコミュニケーションでしたが、ドン君が望んでわたしと話してくれたのだと気づきました・・・
ドン君よかったね・・・
そして40年間どこかでずっと抱えていた少年の思いも解決されました。
本当によかったと思います。
※この写真は飼い主さんから拝借いたしました。